「ほしょう」の意味、本当にわかってる? 保証と保障と補償の違い【Aliexpressトラブル対策】※購入者保護と紛争は違います – アリエクスプレスで中国輸入    

「ほしょう」の意味、本当にわかってる? 保証と保障と補償の違い【Aliexpressトラブル対策】※購入者保護と紛争は違います

(Last Updated On: 2019年12月1日)
この記事を読むのにかかる時間: 1853

 「ほしょう」の違いがわからないとトラブルが泥沼化する!? 

これから書く話はちょっとややこしい話です。

いや、かなりややこしいです。

 

 心して読んでください(笑)。 

 

AliExpressを使っていると、

初心者には初心者の、

中級者には中級者の特有のトラブルに遭遇します。

 

1000人いれば、千差万別のトラブルがあります。

 

 でも、よく考えると、これっておかしいです。 

 

だって、「正しい取引の仕方」は

いくつかしかパターンがないからです。

 

事実、困難なトラブルにたくさん遭遇するのは、

「そろそろAliExpressの使い方にも慣れてきたな」

と感じ始める中級者ぐらいまでで、

上級者は、あんまりトラブルに遭遇しません。

 

初中級者と上級者で

何か行動が違うということは、

この時点でなんとなくわかります。

 

最初は単に

「取引経験」や「慣れ」の違いかと思っていましたが、

どうやら取引の多い方でも、

どうしたらいいかわからないトラブル

に遭遇してしまうケースがあるようです。

 

著者は、これまで何百という取引と

アリエクスプレストラブルに関する相談に乗ってきて、

ついにある共通点に気づきました

 

「もしかして、トラブルにあう人は“ほしょう”の解釈が独自過ぎるんじゃないの?」

 

と。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほしょう」という言葉の定義は決まっているのに、

トラブルにあい勝ちな人は言葉の意味を

知らないのに知ったつもりになってしまっていると感じます。

 

そういえば、かくいう著者も、

この言葉の意味をちゃんと理解していなかった頃に

泥沼のトラブルにたくさん遭遇していました(苦笑)。

 

それでは、その「ほしょう」の意味を見ていきましょう。

 

 「ほしょう」のそれぞれの意味 

ややこしいことに、

 日本語の「ほしょう」という音の言葉には3種類あります。 

 

保証

保障

補償

 

の3つです。

 

「知ってるよ。漢字が違うだけで、意味は同じでしょ?」

と思うでしょうか。

 

意味も違うんです。

 

広辞苑での説明はこうです。

 

ほ‐しょう保証】 ①大丈夫だ、確かだとうけあうこと。「人柄を―する」 ②〔法〕保証債務を負担すること。

ほ‐しょう保障‥シヤウ  ②ささえ防ぐこと。 ③障害のないように保つこと。侵されたり損なわれたりしないように守ること。「老後の生活を―する」「安全―」

ほ‐しょう補償‥シヤウ ①損害や出費を金銭などでおぎないつぐなうこと。「災害―」「―金」

引用元:「補償」の検索結果 – 広辞苑無料検索

※一部記事とは関係ない“意味”は省略しています。

 

「あれ…?確かに違うかも…」と気づいたあなた。

AliExpressトラブルにあいにくい体質になるまでもう少しです。

 

この3つの漢字の意味をもっとざっくり言うとこうですよね?

 

保証:「責任持ちます。大丈夫です。任しといてください。」

保障:「害が加わらないように守ります。保護します」

補償:「損したら、償います」

 

なるほど、という感じですね。

 

「意味の違いはわかったけど、覚えらんないよ!」

というあなた。

大丈夫です。

 

 「ほ」という字を抜くと音と意味がつながってきます。 

 

保証

証(あかし)=証拠

 

保障:

障(しょう)=防ぐこと

 

補償:

償(しょう)=償い

 

 

「保」という文字には

「めんどうをみる。大切に守る。維持する。」

というような意味合いがあります。

 

ということは、

 

保証

めんどうをみるという証です。

 

 

保障

守り、防ぎます。

 

 

「補」は言葉通り「補うこと」です。

 

補償

補い、償います。

 

という感じの意味合いだということになりますね。

 

こんなにそれぞれの「ほしょう」で意味が違うのに、

日本人は漢字の読みが同じという理由で

これらがごっちゃになってるんですね(苦笑)。

 

そりゃトラブル対処法がわからなくなりますよね。

 

著者もこれらの意味を理解するようになってきてから、

ようやくトラブル対処法が人にも説明しやすくなりました。

 

 ところでAliExpressの「ほしょう」はこの3つのうちどれなんでしょうか? 

 

 

 AliExpressの場合の「ほしょう」の違い 

ここまでのお話で、

「日本人は音が同じという理由だけで3つの“保証”がごっちゃになってるけど、

3つとも別の概念なんだよー」

というところをご理解いただけたと思います。

 

AliExpressの場合の「ほしょう」はどの意味合いで言っているんでしょうか?

 

 結論から言うと、AliExpressには保証も保障も補償もあります。 

 

つまり、全部あります。

 

「なーんだ。これまでの話なんだったんだよ。

この記事を読むのにかかった時間、5年3カ月を返せよ。

みんなと酒を飲み歩いていたあの楽しかった時代に戻りてーよ」

と思うでしょうか。

※読む時間長すぎです。

 

いやいや、ちょっと待ってください。

ここまでのお話でご理解いただけたように、

3つとも別々の概念です。

 

ということは、3つとも手続きが異なることになります。

 なぜなら、それぞれで“ほしょう”の範囲が違うからです。 

 

AliExpressの場合のそれぞれの”ほしょう”の意味合いと適用条件はこうです。

↓ ↓ ↓

 保証

 

商品を買うときに、よくこの文字を見かけますよね。

 

日本語表記にするとこうです。

※60日じゃない商品もたくさんありますが、

例として60日保証で説明します。

 

「保証」とあります。

先ほどの「めんどうを見る証」のことですね。

 

買った段階で60日間の

Buyer Protection(購入者保護)期間が設けられることを意味しています。

 

この「返金の保証」という文字を開くとこんな画面が出てきます。

ここで具体的な説明がされています。

 

「絶対60日以内にお届けします!」ではなくて、

「60日間めんどうみます」という意味なのがポイントです。

 

「60日以内だったらトラブルの収拾が不可能だということが

わかった時点で返金します」という“約束”です。

 

多くの人がこの「返金」という文字にばかり目が行ってしまって、

「早く返金して!早く!早く!」

とセラーに催促してしまいますが、

まずはこの約束の「条件」をチェックしてほしいんです。

 

上記の画像の説明からすると、こんな適用条件・注意が書かれていると思ってください。

保証条件

Buyer Protection(購入者保護)の期間内に商品が到着しなかった場合。

・もしくは、到着はしたものの商品に問題があった場合。

・しかも、セラーと話し合って解決しなかった場合。

 

前提

・あくまで、これは買い手移住地の法律に付与される保証であること。

 

 ということは?

逆に言うと

「Buyer Protection(購入者保護)の期間が切れているのであれば返金できません」

 

「話し合いなしでの返金は保証していません」

 

「あくまで法律が優先なので、

あなたがブランドの特許・商標・著作権等の知的財産権を侵害しているものを輸入しようとして、

差し止められたり、商品を処分されて処分料を請求されたとしても責任を負うものではありません」

 

ということが言えます。

※もちろんセラーにも法律順守の義務はあります。

 

そもそもBuyer Protectionが切れてしまったら、

保証が受けられませんから、

仮に上の例の「60日」が切れそうになったら、

延長申請をするのが普通です。

 

それに、荷物がまだ追跡できる状況にあったり、

なんらかの理由で返送されたりしていないのであれば、

十中八九荷物が宛先に向かっているわけですから、

「話し合いで解決できるレベルのトラブル」と言えます。

※Buyer protectionの期間が切れてすぐなら紛争できますが、

荷物がこちらに向かっているのに

わざわざ切れるのを待って紛争するのもおかしな話です。

 

つまり、ここで書いている「返金します」というのは、

「本当にどうしようもないとき」の場合です。

 

商品到着後の故障で返金を求めるならともかく、

「“なかなか荷物が届かない”ぐらいの状況だったら、

Buyer Protectionの延長と話し合いでの解決を目指してください」

ということを暗に言っている説明文です。

 

話し合った上でセラーから「返金します」と言ってきたなら

もちろん紛争で返金してもらってOKです。

 

ただし、安価な方法であれば2カ月商品が到着しないのは普通のことなので、

紛争は嫌がるセラーが多いと思います。

 

商品がなかなか届かないことを理由とした紛争でペナルティをつけられるのは

真面目に仕事をしているセラーからするとたまらないと思います(苦笑)。

 

セラーの落ち度ではないからです。

 

その手の紛争は買い手のアカウントが凍結する恐れもあるので、

一番良くない紛争のパターンです。

その紛争提起まずくない? トラブルが泥沼化するOpen Disputeのパターン 【Aliexpressトラブル対策】

 

 

 

 

かと言って、Paypalに返金してもらうのはやめましょう。

理由はこちらに書いています。

商品が届かないときにやっちゃいけないこと【Aliexpressトラブル】

 

 

 

※AliExpressの保証には「返品」も含まれていますが、

実質的に返品というのは困難なので、おすすめしません。

理由はこちらで書いています。

サイズ違い・色違いの商品が届いたら。返品要求はダメ。【Aliexpressトラブル】

 

 保障

 

「害が加わらないように守ります。保護します」

という意味でしたね。

「障」は防ぐという意味もあるんでした。

 

AliExpressの場合、保障というのは

バイヤープロテクション

Buyer Protection

のことを言っています。

 

このブログでは、よく“購入者保護”というふうに訳していますよね。

 

Buyer Protectionはトラブルを“防止”する上で最も重要です。

この期間が切れると何かあってもAliExpress上で返金してもらえないシステムだからです。

 

上の例の「返金保証」というのが「約束」だったのに対し、

Buyer Protectionの期間は

「切れない限りセラーにお金が振り込まれない」という実質的な効力を持ちます。

 

だから、商品がなかなか届かないのであれば、

セラーに苦情を言ったり、話し合ったりする前に

まずはこの「保護期間」の延長申請をすることが先決です。

 

「保護期間」が切れてしまえば、あなたの財産は誰からも保護されません。

苦情や話し合いをしているうちにこの期間が切れないように、

切れそうであれば、間髪入れずに延長申請しましょう。

 

「セラーに連絡するよりも先に保護期間の延長」と覚えておきましょう。

 

延長してくれるかどうかはセラー次第ですが、

延長したところでセラーにペナルティがついたりはしないので、

ほとんどのセラーは数日で申請に気づいて延長してくれるはずです。

※もちろん期間が何十日も残っているのであれば、延長の必要はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 補償

 

「償い」のことでしたね。

買い手に実損(じっそん)が生じてから、それを償うわけなので、

AliExpressの場合は「紛争」がそれに当たります。

 

Open Dispute(紛争提起)のボタンで起こす紛争のことです。

 

実損というのは、実際の損害・実質上の損害です。

例えば以下のような場合です。

・商品が壊れていた。

・商品の部品が足らなかった。

・商品の色・サイズが違った。

・商品が宛先と違う場所に届いた。

Buyer Protectionを延長しながら3カ月以上待っても届かない。

 

ただし、先ほどの「返金保証」の画像にもあったように

「話し合い」が基本です。

 

と言え、あきらかな商品の故障などは、

配送前の故障にせよ配送中の故障にせよ

セラーに落ち度があるので、いきなり紛争しても問題ありません。

※方法はこちら。

返金してもらう方法 ~商品が破損・故障していたら~【Aliexpressトラブル】

 

 

むしろ、故障の場合は、下手に話し合いに持ち込まないほうがいいと思います。

あきらかに返金の条件を満たしていますし、

買い手に不利な条件を提示されてもめてもやっかいです。

 

ただ、故障以外のトラブルは、けっこう微妙な問題です。

商品を再送してもらうだけで済むのであれば、

 再送してもらうのも手です。 

サイズ違い・色違いの商品が届いたら。返品要求はダメ。【Aliexpressトラブル】 – アリエクスプレスで中国輸入

 

いずれにしても、紛争する機会というのは本来あまり多くありません。

 

なぜなら、ほとんどのトラブルは

Buyer protection(購入者保護)があることで解決できるからです。

 

例えば、「商品が届かない」という問題は、

Buyer protection(購入者保護)の

期間延長申請をすることで財産が保護されるので解決します。

万一、延長しながら3カ月も待っても届かなければ紛争する権利が残っています。

 

なんだったら、「サイズが違う」という微妙なトラブルも

何割かはBuyer Protection(購入者保護)で解決できます。

 

「何を言っているんだろう?」と思うでしょうか。

 

さすがに商品が到着してるのに延長するのは無理があるので、

セラーも受けてくれないかもしれませんが、

延長しなくても保護期間に日数が残っているのであれば、

その間セラーにお金が振り込まれません。

ということは、実質的にセラーは対応せざるを得ません。

 

 再送してもらえるか掛け合ってみる手はあります。 

 

それぐらい、Buyer Protectionを延長しながら商品の到着を待つことは重要です。

 

ことあるごとに紛争したがる方がいらっしゃいますが、

紛争が多いと買い手自身のアカウント凍結にもつながりますし、

トラブルに対応する手間とストレスが増します。

 

それに「争は1取引1回まで」という原則があるので、

「商品がなかなか届かない」などの理由で安易に紛争すると、

商品到着後に商品の故障に気づいて紛争しようとしても、

もう紛争することはできません。

Open Dispute(紛争提起)のボタン自体が押せなくなります。

 

安易に紛争する

本当に必要なときに紛争できなくなる

 

となるわけですね。

 

Buyer Protectionで対応できるトラブルは、

可能な限り、ギリギリまで延長申請で対応して、

さらに話し合いでもどうにもならなかったときのみ紛争するようにしましょう。

 

 

まとめ

・保証は「約束」、保障は「保護」、補償は「賠償」に重点を置いている。

・保障はBuyer Protection、補償は紛争による返金。

・保証よりもあくまで法律が優先。買い手の法律違反までは、補償できない。

・話し合いよりももっと大事なのはBuyer Protection。この期間が残っている限りはセラーにお金が振り込まれない。

・トラブル対処の基本は話し合い。安易な紛争は身を亡ぼす。

 

読者の方々が「ほしょう」の違いを理解して、

賢くトラブル回避できるようになることを祈っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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