この記事の目次
- 和製英語は、会話が噛み合わなくなる理由の一つ
- AliExpressで使っちゃいけない和製英語31
- NG→no good
- コストパフォーマンス→cost effectiveness
- クレーム→complain
- サービス→free
- バージョンアップ ⇒ upgrade / update
- ケースバイケース ⇒ it depends
- コンセント→(electrical) outlet
- ノートパソコン→lap top
- ハイテンション→energetic
- ベストテン→top ten
- セット→ bundle sale(セット), bulk sale(大量)
- バイク、オートバイ→motorbike
- フロントガラス→windshield
- マニキュア→nail polish manicure=美爪術
- ドンマイ→never mind
- ズボン→pants
- パンツ→?
- ハイソックス→knee-highs
- パンティストッキング→pantyhose /nylons
- マジック→Marker,Magic marker
- ランチョンマット→place mat
- バックミラー→rear-view mirror
- リモコン→remote control
- ドライバー→ screwdriver
- シャツ→shirt
- スーツ→suit
- 1ダース→dozen
- リップクリーム→lip balm
- 口紅→lipstick
- バーゲン→sale
- パーカー→Hoodie,hoodied sweet shirt
- チャック→zipper
- フリーサイズ→one-size-fits-all
- まとめ
和製英語は、会話が噛み合わなくなる理由の一つ
これらのページでは、
セラーと会話が噛み合わないまま押し問答が続く原因と
対策について書いてきました。
↓ ↓ ↓
セラーと噛み合わない原因には、いろいろあります。
・目的のすれ違い
・文化の違い
・英語力の差
この中の「英語力の差」に含めていいのかどうかわかりませんが、
“和製英語”というのもすれ違いを生む大きな原因です。
しかも、やっかいなことにセラーは
「それ、和製英語ですよ」というふうには言ってくれません。
なぜなら、日本人以外のほとんどの人たちは「和製英語」の概念がないからです。
日本人が自分自身で間違わないように気を付けたり、
言ってしまったらすぐに自分で気づけるように、
代表的なものだけでも覚えておくことが重要です。
以下、アリエクスプレスでセラーとの会話や検索で思わず使ってしまいそうな和製英語と、
正しい英語を一覧にしました。
AliExpressで使っちゃいけない和製英語31
NG→no good
これ、恥ずかしながら著者は、故障品が送られてくる度に使っていました。
“This is NG.”
と言っても、セラーはきょとんと言う感じです。
それもそのはず。
NGという略語は日本でしか使われていないからなんですね。
no goodなら通じます。
noは「全く」を意味するので、「全然ダメ」という意味なります。
not goodだと、全否定まではいきませんが、
「良くはない」ぐらいのニュアンスです。
コストパフォーマンス→cost effectiveness
「費用対効果」のことですね。
コスト パフォーマンス
cost-performanceという言葉はあるにはあるんですが、
経済用語なので、日常ではあまり馴染みがない言葉みたいです。
通じることは通じます。
ただ、
コスト エフェクティブネス
cost effectivenessという言葉のほうが一般的なようです。
(対費用効果)
例:What is best cost effectiveness product in your store?
(あなたの店でもっともコスパの良い製品は何ですか?)
※メガネの位置を直しながら。
クレーム→complain
クレイム
claimは「請求する」に近い単語です。
「文句をつける」という意味はありません。
だから、
I claim for refund.
(払い戻しを要求します)
という使い方ならこの単語でも正しいです。
でも、「文句を言ってるんです」なら、
I’m complaining to your product.
(あなたの製品に文句を言ってるんですよ)
です。
苦情を言っていることになかなか気づいてくれない
天然系のセラーと話すときにこういったフレーズを使います(笑)。
サービス→free
サービス業という意味での
service(サービス)なら用法に合ってます。
でも、「この商品サービスしてよ」という意味で使うなら、
サービスは通じません。
「サービスする」は英語圏では「無料にする」です。
I would be glad if you give me shipping for free.
直訳(あなたがもし送料を無料にしてくれたら、私はうれしいだろう)
↓
(あなたがもし送料を無料にしてくれたら、私はうれしい)
商品を複数買う場合などに交渉で使えるフレーズです。
バージョンアップ ⇒ upgrade / update
意外にもこれも和製英語です。
〇〇アップという言葉のほとんどが和製英語なので気を付けましょう。
英語圏では、
upgrade(格上げする)
update(更新する)
のどちらかに該当すると思うので、
場面に合わせて使い分けてみてください。
I’m searching upgrade model of this product.
(この製品のアップグレードモデルを探しています)
Was this product updated to Windows10?
(この製品はウィンドウズ10に更新されてますか?)
ケースバイケース ⇒ it depends
ケース バイ ケース
case by case(場合による)
という言葉はありますが、あまり使われていません。
It depends on the case.
直訳(事例頼りです)
↓
(事例によります)
なら通じます。
コンセント→(electrical) outlet
最近はテレビやYoutubeで取り上げられることが多くなって、
和製英語だということが知られるようになりました。
アウトレット
Outletだけで通じるようです。
逆に差し込む側は
プラグ
Plug
です。
アメリカプラグやEUプラグなど、
いろいろなプラグの形の製品が売られているで
意外と重要な単語です。
※プラグの形がアメリカプラグでも、
電圧が合っていないと使えないので注意しましょう。
また、使える製品でも転売する場合には厳密な検査とPSEマークが必要です。
関連記事
ノートパソコン→lap top
ラップトップ
lap top
ラップトップカンピューター
laptop computer
もしくは、
ノートブックカンピューター
notebook computer
でもOKです。
ハイテンション→energetic
故障品が送られてきて不機嫌に苦情を言っているにも関わらず、
明るい顔文字を送ってくる能天気なセラー。
そんなときに「あなたハイテンションですね」なんて皮肉を言っても通じません。
それを言うなら
You are energetic person.
(あなたは精力家ですね)
です。
まあ、普通にThank youと言われるでしょうが…
ベストテン→top ten
音楽番組などで多用するので
ついつい「ベストテン」と言ってしまいますが通じません。
よく考えてみたら「ベスト」は「一番の」という意味なので、
一番が10個もあったらおかしいですよね(笑)。
セット→ bundle sale(セット), bulk sale(大量)
これも通じそうで通じない言葉です。
bundle saleは「束ね売り」みたいな意味で、
これがおそらく日本語の「セット」に当たります。
20個や30個と言った大量売りの場合は、
bulk saleです。
3 products be in photo,but,product is 3 pieces?Is it bundle sale?
(3製品が写真にありますが、製品は3つですか?束ね売りですか?)
みたいな感じですね。
バイク、オートバイ→motorbike
つい言ってしまいそうになりますが、
Bikeは自転車のことです。
オートバイは、日本でも最近は聞かれない言葉になりましたが、
オートバイク
Autobikeは、そもそも和製英語なので通じません。
オートバイという呼び方はアメリカ英語「autobike」に由来する和製英語である[2]。1902年(明治35年)にアメリカからエンジン付き自転車「トーマス」が輸入された当時は英語と同様に「モーターサイクル」と呼ばれていたが、1923年(大正12年)に月刊誌『オートバイ』が発売されて以来、「オートバイ」という呼び方が日本人に広く認知されるようになったという意見がある[3]。
参照元ページ
海外の人に言うときは
モーターサイクル
Motorcycleと言うようにしましょう。
フロントガラス→windshield
日本人が、「前についてるから前ガラス(フロントガラス)」
と呼んでいますが、英語では
ウィンドシールド
Windshieldです。
「風から身を守る盾」というイメージのようです。
マニキュア→nail polish manicure=美爪術
ネイルポリッシュ
nail polishがマニキュアを差します。
マニキュア
manicureは美容の「ネイル」のジャンルや技術そのもののことを言います。
付け詰めやグリッターなどのネイルパーツを好きな方は
覚えておいて損はない単語です。
例:i’m looking for manicure goods that can be used UV resin.
(UVレジンに使えるネイルグッズを探しています。)
ドンマイ→never mind
小学生ぐらいからドッチボールでボールを当てられてしまったときなどに
「ドンマーイ!」って言ったりしますよね。
ドントマインド
Don’t mind!と英語っぽくしたからと言って自然にはなりません。
don’t mindを使うときは、一人称はI(私)にならないとおかしいです。
だから、これを使うと
主語を略して「私は気にしません」
と言っているように聞こえてしまう恐れがあります。
「気にしないでくださいね」と言いたいときは
ネバー マインド
Never mindと言いましょう。
例:Never mind.I don’t need refund.
(気にしないでください。返金は要りません。)
ズボン→pants
パンツ
pantsがズボンのことです。
もちろん形状によっては、
スラックス
slacksなどでもOKです。
例:Do you have formal men’s pants?for example….like slacks?
(メンズのズボンはありますか?例えば…スラックスみたいな?)
パンツ→?
日本人の言うパンツを表す言葉は複数あります。
下着としてのパンツのことを言いたい場合は、
トランクス ブリーフ
trunks やbriefsのように具体的な形状を表現すると伝わると思います。
上下どちらかを関係なく、下着を言う場合は、
アンダーウェア
Underwearです。
pantsにズボンと下着の両方の意味があるのはイギリス英語で、
アメリカ英語にはそういった意味はないようです。
パンティース
pantiesは女性下着を表すアメリカ英語で、イギリスでは
ニッカース
knickersと言われています。
ややこしいですね。
例:I want to buy woman’s underwear.I’m looking for trunks type,not panties.
(女性用下着を買いたいんです。パンティじゃなくて、トランクスタイプを探してます。)
ハイソックス→knee-highs
長い靴下は、
ニーハイ
knee-highです。
ロングソックス
long socks(長靴下)も通じます。
ロングソックスは普通の靴下なので
丈がニーハイよりも短く、男性用のものもたくさんあります。
例:I want to buy more long socks.Do you have knee-high in your store?
(もっと長い靴下を買いたいんです。あなたのストアにニーハイはありますか?)
パンティストッキング→pantyhose /nylons
パンティホース
pantyhoseがパンティです。
ナイロン
nylonsはナイロン靴下のことを差します。
マジック→Marker,Magic marker
マジックは油性か彗星かを問わず
マーカー マジックマーカー
markerやmagic markerと言います。
例:Do you have magic marker that can glow by black light?
(ブラックライトで光るマーカーはありますか?)
ランチョンマット→place mat
皿の下などに敷くマットは英語で
プレイスマットゥ
Place matです。
ランチョン
luncheonというとフォーマルなランチ会“自体”のイメージですが、
実際のフォーマルなランチでは、
ランチョンマットどころかきれいなテーブルクロスやビュッフェなど
豪華な雰囲気です。
間違えてランチョンマットと言ってしまっても、
「Place matのことね!」とはならないでしょう(笑)。
バックミラー→rear-view mirror
ペアビュー ミラー
rearもバック(後ろ)のことを指す英語ですが、
呼び方が違うみたいですね。
例:Is this drive recorder attachable to the rear-view mirror?
(このドライブレコーダーはバックミラーに取り付けられますか?)
リモコン→remote control
リモコン自体が
リモート コントロール
remote controlの略です。
例:Does remote control include in the product?My country can’t import the product which need to use radio wave.
(リモコンは製品に含まれていますか?私の国は電波を使う製品を輸入できません。)
※リモコンは電波法上輸入規制品なので、
リモコンなしの製品(電波を発しない製品)を買うべきです。
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ドライバー→ screwdriver
日本人は略してドライバーと言いますが、フルネームだと
スクリュードライバー
screwdriverといいます。
Driverだけだと、
「運転手」なのかパソコンに入れる「ドライバー」なのか
判然としません。
シャツ→shirt
シャートゥ
shirtです。
一つならa shirt、
複数の場合は
シャーツ
shirtsになります。
Yシャツに限らずTシャツなども含めたシャツ全般のことを差します。
スーツ→suit
スートゥ
suitです。
シャツの場合と同じく、
スーツ
suitsと呼ぶのは複数形のときです。
1ダース→dozen
ドズン
dozenです。
恐らくドズンという発音がしにくかった日本人が
ダースという発音に変えてしまったんじゃないでしょうか。
トゥエルヴ
twelve(12)でも通じます。
日本では12のことをダースという人は少ないですが、
海外でも似たような状況のようで、
twelveのほうが一般的な呼び方のようです。
リップクリーム→lip balm
リップバルム
lip balmです。
バルム
balmというのは香油という意味です。
香膏(こうこう)、つまり固形の香水という意味もあります。
英語圏では、
香水など香りのするものを体につけるのが一般的な国も多いので、
リップクリーム=香りのする香膏
↓
lip balm
というふうになったんじゃないでしょうか。
口紅→lipstick
リップスティック
lipstickです。
バーゲン→sale
今でこそあまり日本で聞かれなくなってきた言葉ですが、
日本人は安売りのことをバーゲンということがあります。
これは、
バーゲン セール
bargain saleの略で、saleまで入れれば通じます。
ただ長いので、英語圏の場合はsaleと略すようです。
日本とは略す単語が違うだけで、
どちらも略語だったんですね。
例:Is your store on Sale now?Could I buy on sale price?
(あなたのストアは今セール中ですか?セール価格で買えますか?)
パーカー→Hoodie,hoodied sweet shirt
最初、「なんでパーカーで検索しても出てこないんだろう」と思ってました。
英語では
フーディー
Hoodieというようです。
フード付きの服といった感じでしょうね。
フーディードスウィートシャートゥ
hoodied sweet shirt(フード付きのスウェットシャツ)
でも通じます。
パーカーは防水カッパのようなもののことを言うらしいです。
チャック→zipper
チャックは通じません。
チャックは日本のブランド名です。
日本では、1927年に尾道で「巾着(きんちゃく)」からもじって、ファスナーを「チャック印」として販売したところ評判になり、「チャック」という名前が定着しました。
参照元ページ
「ファスナー」と「チャック」と「ジッパー」の違い:YKK株式会社
英語では
ジッパー
zipperと言います。
例:I’m looking for hoodie that can be opening in front clothing by zipper.
(ジッパーで前が開くパーカーを探しています。)
フリーサイズ→one-size-fits-all
ワンサイズフィッツオール
one-size-fits-all(みんなが着るワンサイズ)
と言います。
あなた:「フリーサイズ(自由なサイズ)ありますか?」
セラー:「自由なんてないですよ。」
あなた:「自由なサイズないですか?」
セラー「サイズに自由なんてないですよ。なんのことですか?」
あなた:「自由だぁああああ!」
という無謀な会話はやめましょう。
繰り返しになりますが、
one-size-fits-allが誰でも着られるサイズです。
ただし、
・男女どちらでも着られるのか
・西洋人・アジア人、どちらの体型に合わせたフリーサイズなのか
はチェックしたほうがいいと思います。
あくまで実際の「寸法」が重要です。
まとめ
・和製英語がやっかいなのは、会話が噛み合ってないのにお互いに原因に気づかないこと。
・英語のようで日本語という単語は意外にある。
・正しい英単語でも日常会話で使わない単語は通じにくい。
・会話が噛み合わないときは、まずは自分の表現方法を見直してみることが大事。
「なんで、これがわからないの!」と怒る前に、
通じない英語を使っていないかをまず確認してみましょう。
Google翻訳や検索にかけてみるのが手軽にできる方法です。
ここに挙げた和製英語も会話が噛み合わなくなる原因の一つですが、
英語チャットになれるまでは意外と
・変な語順
・変な接続詞
ということもあります。
和製英語への理解をきっかけに、
ご自身の英語を見直すきっかけにしていただければ幸いです。
著者もおかしな英語を話すことはいまだにあるので、
日々見直して行きます(苦笑)。
【参照元ページ】
間違って使っているかも!?ビジネスで使われる和製英語の正しい表現 | KOTANGLISH | 日本ワーキングホリデー協会
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