中国通販大手アリババ(阿里巴巴)のファッションAIが業界を変える?スマートストアとは – アリエクスプレスで中国輸入    

中国通販大手アリババ(阿里巴巴)のファッションAIが業界を変える?スマートストアとは

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元々アリババは人工知能を使ったサービス展開を目指していた

アリババというのは、

アリエクスプレスの運営元であり

 世界の通販のトップシェアを誇っています。 

 

アリババは

図像和美研究団という画像検索・文字認識

といったアパレルの分野で最も使われる

技術・インフラを構築している施設を持っていて、

これは2009年からあります。

 

簡単に言えば、

アリババの人工知能関連の

テクノロジー開発チームがいる施設です。

この図像和美研究団と

イギリス紡績学会の2組織が主催で、

「人工知能とファッション学会」

が香港科技大学のキャンパス内で行われました。

 

アリババの副社長によると、

女性用ファッションカテゴリは、

アリババの運営するECサイトタオバオ内では

最大売り上げだそうです。

 

2017年の独身の日、

11月11日には売り上げ全体の30%が

女性ファッションに関連したアイテムだったそうです。

 

一方、別の講演で

アリババの図像和美研究団の開発チーム主任は、

アリババの運営するECサイトに関するクレームは

2つに分けることができると言っています。

 

・本当にほしい商品を見つけるのが難しい。
・商品が豊富すぎて混乱する。

 

つまり、顧客からすれば

現在のアリババの人工知能を使った商品の

マッチングプラットホームは、

ネット通販の顧客のほしいもの・気に入りそうな商品を

提示しきれていないということになります。

 

ここでアリババの購買履歴情報を使い、

顧客が十店舗でもより充実した

買い物・試着・商品選択

の体験ができる仕組みを作ろうとしています。

 

この学会で展示された

最新のテクノロジーでできた

小売店舗の内容はこうです。

アリババの運営するECサイト

(タオバオ・アリペイ・天猫)

のいずれかのIDを入力すると

店舗は顧客の購入履歴から

顧客のファッションの好みを把握できる。

 ユーザーが好みそうな商品を 

 

 スマートミラーに表示してくれる。 
スマートミラー上でクリックし、

試着リクエストをする。

すぐにバックヤードから

試着室にその服を用意してくれる。

つまり、ユーザーは試着室にいるだけで、

ユーザーが着たいと思った服をスタッフが

もってきてくれるわけです。

 

色・サイズ変更も可能で、

購入する服が決まれば、

それにあったアクセサリー・靴などをすすめてくれます。

仮に顧客がここで購入しなくても、

人工知能が購入しそうだと判断すれば、

アリババの運営するECサイト内で

そのデータが管理され、

場合によって値下げやプロモーションという形で

購買意欲を刺激します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いま登場した

 スマートミラー 

というのは、

全ての鏡に搭載されていて、

顧客がハンガーから商品を手にとった時点で、

ブランド・素材・品質・値段・在庫にあるカラー・サイズ

などが自動的に表示されます。

 

ユーザーにとって快適で店舗にとって

接客の労力・コストが削減できる仕組みです。

 

参考文献
アリババが人工知能を活用した「ファッションAI」を発表!未来のファッション店舗像か? | GloTech Trends

 

 

 

オープンした実店舗 実はそこには両者の野望が

実際に

アリババ初のスマートストアが香港にオープンしました。

アパレル大手ブランドGuess(ゲス)

が実験代になる形でのオープンです。

 

この実店舗には、

まさに上記で書いてきたような

「ファッションAI」

の機能の他、

「試着した商品を“あとで買う”に登録する機能」

もあります。

 

この「あとで買う」に登録されたデータも

・オススメ商品の表示。
・店舗在庫にないサイズや色の商品の表示。

と言った形で活用されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

Guessからすれば、

アジアでブランドをより強く認知してもらうことや

アリババと連携を強化できるというメリットがあります。

アジア圏市場は急成長している市場なので

より拡大していきたい狙いがあるのでしょう。

 

これからGuessはアジアで

積極的に実店舗をオープンする予定ですが、

 すべての店舗で 

 

 ファッションAIの技術を導入予定だそうです。 

 

GuessのCEOも

「これはまたとない唯一の機会だ」

と言った内容のことを言っており、

アリババ側も対Amazon戦略としてブランドとの

連携を強めていく姿勢を強めています。

参考文献
アリババ 初の「スマートストア」、香港にオープン:ゲスとの協業で(DIGIDAY[日本版]) – Yahoo!ニュース

 

 

 

 

ファッション業界のこれからと個人輸入業界のこれから

こういった流れを受けて

ファッション業界は

どういった影響を受けるのでしょうか。

 

人工知能に仕事をとられて

アパレルの接客人員は

必要なくなってしまうのでしょうか。

 

確かにマクロ経済学的に言えば、

人工知能やロボットの仕事が増えると

人の仕事は減ってしまうそうです。

 

実際にスーパーでは人員が減らされて

セルフ支払いのところも多いですし、

実験的に

店員さんが全くいないコンビニも運営され始めています。

 

ファッション業界も例外ではなく、

人員は確実に減らされていくことでしょう。

ということは、

人員がゼロの店舗ばかりになってしまうのでしょうか。

いや、

すぐにそんな店ばかりになってしまう

ということは考えにくいです。

 

・服を持っていく。

・人工知能が売りを説明できない

おすすめの

アクセサリーや靴などをすすめる。

 

と言ったことは

やはり人でないとできないことですし、

人工知能から表示される

「おすすめ商品」

よりも

テレビショッピングのような人の話術

で薦められたほうが説得力があったり、

「顧客への愛情を感じる」

という場合だってあるはずです。

 

また、場合によって、

「人工知能のおすすめ商品と

店員さんのおすすめした商品が一致したことで

より説得力を感じて買ってしまった」

ということも出てくることでしょう。

 

それに、

布・革・人工皮革を使った製品の場合には

かならず不良品というのが出てきてしまうはずであり、

そういった不具合があったときに

人工知能やロボットだけでは対応しずらいはずです。

そもそも、

アパレル商品の検品を人工知能だけでするには

まだ精度が高いとはいえません。

結果的に店舗にも不良品が並ぶ可能性は否めません。

 

つまり、

「少しずつ様子を見ながら人員を減らしていく」

というのが今の関係会社の多くのスタンスであり、

今回の実験的な店舗展開もその慎重さの表れだと思います。

 

ファッション業界の方々はこの

「ファッションAI」

の流れを注視しながら、

「この先どういった売り方がメインになっていくか」

「どういったスキルが必要になってくるか」

を慎重に判断しながら

スキルをブラッシュアップしていく必要がありそうです。

 

恐らく人工知能の性能に合わせて、

店舗人員が減っていく流れになると思います。

 

特に今回のような

「ECサイト大手」

の動きにはこれからも目が離せませんね。

 

また、

個人輸入業界は

これらの流れにどういった影響

を受けるでしょうか。

 

今の個人輸入は

全てインターネットを介したものであり、

買うときも売るときも

人工知能との関係は切っても切り離せません。

 

例えば、

・アリエクスプレスから買うときにより

買い手のほしいものが表示されやすくなる。

・場合によって、

自分だけが受けられるセールなどで

ほしいものが安く買えるチャンスが増える。

・ほしいサイズ・色・素材のものが

簡単にリクエストできるようになる。

 

などのメリットが出てくる可能性はあります。

 

一方、我々が仕入れたものを売っている

「売り先のECサイト」

でもいずれこういった人工知能

を導入してくるはずですから、

 

 ・安いものや人気のものばかりが 

 

 顧客に表示されて、自分の商品が表示されづらくなる。 

 

などの問題も出てくるかもしれません。

人工知能は昔よりだいぶ発達したとは言え、

まだまだ欠点があります。

例えば、

「みんなで同じ人気商品を買って、

みんなで同時に同じものを売ったら安売り合戦になった」

といったことは避けたいですね(苦笑)。

 

人工知能には欠点もありますが、

その性質が分かれば見方につけて

うまく付き合っていけるはずです。

これから先、

どんどん新しく誕生する人工知能と販売方法を

注意深く観察して、

この流れ・環境を見方につけた生き残り方をしていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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